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稼働EAを1個にしました
EAによる取引方法を大幅に縮小します。

今後はシステムは守りながらも、人間の手でエントリー・手仕舞いも行いたいと思います。
ありがとうございました。

でも、このブログは細々と続けていきますよ。手入力の取引を併用するので、手入力のポジションをとったら公開したいと思います。

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| ☆のんき☆ | ごあいさつ | 21:11 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
オプティマルfについて

本日はオプティマルfについて。

先日ひょんなことからラルフ・ビンス著「投資家のためのマネーマネジメント」を購入し、オプティマルfの勉強をしています。
これを使うと資産が幾何級数的に増大するそうですが、実際に適用するためにはシステムの期待値が正であること、いわゆる儲かるシステムを運用していることが前提条件です。期待値が負の場合はいくら頑張っても遅かれ早かれいずれは破産すること、逆にシステムの期待値が正であっても常に資産が増大するとは限らず、適切な運用をすることが必要だということをこの本は説いています。

実際にシステムトレードをやっている方なら骨身にしみていることでしょうが、おそらくそういう「期待値がプラスになるシステム」を探すことが大変難しくて、ここで大部分のシステムがつまずきそうです。聖杯はまだ見つかっておらず(私が知らないだけかもしれませんが)、本当に期待値が正のシステムを探すことはトレードの至上命題です。オプティマルfによる資産の最大化はその後の話になります。

単に「これはいい!」とひらめいてバックテストもOK、しかしリアル口座で試してみたらグダグダだった、というシステムはたくさんあります。私自身、Brocoで昨年12月からリアル口座で自動売買を取引して以来、実際に稼動したEAの実績は以下の通りです。

バックテストを通過し、リアルで運用を試したEAの総数:25 実運用の結果成績不良で稼動を停止したEAの数:18
とりあえずプラスの成績で収まっているEAの数:3
現在評価中につきどうなるか分からないEAの数:4

実に7割以上失敗しました。しかも現在プラスで推移している3個のEAも未来永劫プラスを続ける保証はありません。

話をオプティマルfに戻して、オプティマルfの使い方を調べてみます。

結論から言うと、MetaTrader4の場合次式で示すLot数でエントリーするのがベストだとビンスは主張します。

 Lot = (現在資産)×(オプティマルf)÷(1ロット当りの最大損失額の絶対値)

このLot数より多く張るとオーバートレードで損益が不安定になり、少なく張ると資産が幾何級数的に増大するスピードが遅くなります。

では肝心のオプティマルfはどうやって求めるかというと詳細は省きますが、Excelで計算するのが便利です。とりあえずプラスの成績で収まっている3個のEAのうちEA番号1024というEAでオプティマルfを計算したところ、0.18を得ました。

 EA1024 … 取引数65、37勝28敗(勝率57%)、プロフィットファクター1.53

1Lotあたりの最大損失額は実績から-700ドル/lotであることが簡単に分かっているので、例えば資産1万ドルのとき運用すべきLot数は上の式に代入して次のとおりになります。

 Lot = 10000×0.18÷700 = 2.57

なんと、オプティマルfを使うと「1万ドルを持っているときは2.57 Lotでエントリーせよ」と言っているわけです。すごい賭け率です。どのくらいすごいかというと、このLot数で取引すると1回で約1,300ドル増減します。つまり資金の13%をリスクにさらせと 言っているのと同じことです。私などはチキンですからリスク10%なんて論外で通常は1〜2%でちまちま取引しています。だから勝てないのか?(笑)

しかしオプティマルf=0.18は定数ではなく、取引を進めるにつれて微妙に変化していきます。これが曲者です。例えば前述のEA1024の場合、実際のオプティマルfは次のように変化していきました。

年月日 オプティマルf 取引数 最大損失額
(USD/lot)
期待値
(USD/lot)
2009/12/31 0.01 6 -570 -146
2010/1/31 0.09 15 -578 +46
2010/2/28 0.25 33 -620 +121
2010/3/31 0.18 52 -620 +90
2010/4/30 0.16 64 -700 +71
2010/5/6 0.18 65 -700 +78

オプティマルfは今日あすにはそれほど変わらないかもしれませんが、月単位、年単位でみると割と変わるようなのでその都度見直しが必要になります。それからオプティマルfの右側は危険領域です。下手すると資産の大半を失う恐れがあります。しかし左側は複利の恩恵が少なくなるだけで資産を一気に失うことはありません。ですからオプティマルfの値をそのまま使うのではなくハーフf(オプティマルfの1/2)、またはクオーターfを使うのが資産保護の観点から安全かもしれません。

そもそも今回計算したオプティマルfの値が本当に将来もこの値のまま続くかどうか予測は不可能なのですから、気がついたらオーバートレードになっていたという事態だけは絶対に避けるべきです。そのためにオプティマルfをフルに使用せずハーフfまたはクオーターfにして安全サイドで取引しそのために複利の恩恵が多少犠牲になるのは致し方ないと私は思います。


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| ☆のんき☆ | 稼働中のEA | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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